ものもらい・めばちこの早期発見・治療
ものもらい・めばちことは
「ものもらい」とは、まぶたが腫れる病気として皆さんよくご存じの目の病気かと思います。ものもらいは、まぶたやまつげの毛根、まぶたの裏側などから細菌が感染して起こる急性の化膿性炎症のことで、 まぶたの一部が赤く腫れる疾患です。地域によっては「めばちこ」、「めいぼ」などともいわれますが、学術的には「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」の2種類に分類されます。
「ものもらい」は、名前からすると伝染る目の病気のようですが、うつりません。ものもらいの菌は特別な菌ではなく、皮膚に存在する雑菌で、人から人に移つる性質の菌ではありません。いずれも放置していると徐々に腫れが大きくなり、痛みを伴う事もあります。ひどくなるとしこりが残り、治療が長引いてしまいますので、早めに眼科で治療を受けられることをおすすめします。
ものもらい・めばちこ治療方法
- 抗菌剤の点眼、内服
感染して腫れている場合には、抗菌剤の点眼、内服をします。 より早く治したい場合には、針で穿刺したり、切開をして膿を出します。 - 手術
腫れている、或いは、腫れてはいないけれどもシコリがあるという場合には、切開してこのしこり自体を取り除きます。
普通は、傷跡が残らないようにまぶたの裏側から切りますが、しこりが小さい場合、
場所的にまぶたの裏側から切れない場合には、まぶたの外側からの切開となります。
(この場合は傷痕が残ることがありますので、まずはステロイドの局所注射をお薦めしています。)
手術後は2~3日は腫れることがありますが、上手く行けば90%位は完治させることが出来ます。 - ステロイドを局所注射する。
経験的にこれで治る割合は7割から8割です。
少ししこりが残る場合がありますが、見た目には分からなくなります。
治療後、しこりが残ったり、二重(ふたえ)の形が変わったという場合には、 この後、美容整形に行くしか方法がありません。
注射での副作用は、主に一時的な眼圧上昇、皮膚が白くなるの二つです。
注射が効く場合でも、通常治癒するのに最大で約1ヶ月程掛かります。
どの治療をするのかは、外来で診察してからの相談となります。
どの治療でもしばらく待って頂くことはありますが、平日はもちらん、土・日・祝でも予約は不要です。
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